顎関節症
- その他
顎の痛み
『顎関節症』という言葉を一度は聞いたことのある人は多いと思います
下の顎【下顎】はちょうど耳の前あたりにある関節突起が回転と前下方向に滑ることにより開く動作を行なっています
この回転と前下方への移動をスムーズに行なっているのが関節突起の周りにある関節円盤という軟骨なのです
顎の痛みはこの関節円盤に何らかの炎症、およびスムーズな回転が起きなかった時に痛みとお口が開かない症状として出ることが顎関節症のほぼ6〜7割ぐらいではないでしょうか
原因としては多く考えられるのは『噛み合わせの悪さ』です
ただこれは昔の考え方で今では色々な原因が理由であるとする『多因子病因説』とも言われています
外傷による顎関節【関節円盤】への炎症がきっかけになる場合もありますし、加齢による顎関節の変形、開け閉めする筋肉の炎症、頬杖や骨盤の歪みなども他に原因として考えられる
ただ噛み合わせのからの炎症と考えられるのは今でも一番多いと思われます
当院では第一選択の治療法としてスプリント療法を選択します
左右の噛み合わせを均等に配分することにより顎関節内の安定化を図り炎症を抑える治療法になります
この治療法が全てではありませんが、もし顎(耳の前方あたり)に開閉時に痛みを感じる場合は一度カウンセリングを受けてみる必要があると思います